リスク

2012年11月29日 TCG全般
昨日の続き…なのかなあ。

リスクを評価する際に、というよりはカードや構築の取捨選択では何を考えるべきなのか。

リスクの起こりうる確率?
起こったときの障害度?
そのリスクを負ったときに得られるリターン(の確率と有効度)?


当然、全て考える必要がある。
当たり前のことではあるが、意外と考察仕切れていないこともある。


極端な例を挙げよう。
ゲーム中必要な土地の枚数は、せいぜい10枚程度。
じゃあ、99枚の中に10枚土地を入れ、残りをユーティリティに割くと効率がいい…のか。

当然そうではない。
おそらく土地を置けず勝負にならないゲームが頻発。
使うか使わないかわからないユーティリティのために(つまりリターンの有効度と確率は低く)、土地を置けない確率は高く、勿論ゲームにならないから障害度も高い。


では、次はどうだろう。
土地はそこそこ手札に回ってくる20枚程度にした。
空いた枠に沢山のマナ加速を積んで、ぶん回り率をアップさせた。

この構築の有効度はどれくらい?


考えるべきことは
1.リスクの起こる確率
この場合なら土地事故の起こる確率。
それもゲームにならないほどの重症と、そこそこ動く中等度では全く別物で別々に評価しなければならない。
2.リスクの障害度
例えば土地が全く並ばなければ、障害度MAX。
満足とは言えないけど土地がそこそこ並べば、中等度と言える。
3.リターンの評価
マナ加速であるためには、先日の内容の通り土地がしっかりと並んで、その上でマナ加速を引く必要がある。
その確率は?

また、そのマナ加速はどれほど有効なのか。
増えたマナの量を見ても仕方がない。
3ターン目に100マナ出ようが、ゲームに勝たなければ意味がない。
勝利にどれだけ貢献したかが重要なはず。


残念ながら、上記は定量化することが出来ないため、客観的な評価は不可能。
勝利を基準に考えたときにさ土地やマナ加速以外の因子の影響が大きすぎる。
切り取って考えにくい。
その上、対人ゲームはメタやプレイングに左右される。

そのため、結局、構築や戦術の多くは経験則で語らなければならない。
まあ、TCGの考察の限界とでも言おうか。
ただ、有効な戦術を考えるに当たって、何となくこっちの方がいいなんて曖昧な根拠よりは、しっかりとした考えがベースにあった方がいいと信じている。




この考え方自体が勝利に貢献するかどうかは、まったく以て不明瞭だけれどもw

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