ソシャゲは遊びじゃねーんだぞ
2017年2月25日 ゲームこんなに偏るなんて確率が操作されている、おかしい
ゲームにはいろんな面で確率が関わっている。
山札からカードを引くとか、サイコロ目がどうとか、ガチャで当たりを引くとか。
確率はゲームを面白くする要素の一つである。外れがある分、当たったときには盛り上がる。能力差がある人同士でも確率だけは対等だから、出目によっては何とか拮抗して遊べたりするメリットもある。将棋や囲碁にはそういった要素がないから、如実に実力の差が出てしまう。拮抗した二人でないとなかなか楽しめない。また、ある程度の確率が関わることで、ゲーム性にも幅が出る。選択肢に重みが出るし、試行回数の多少でも確率との関わり方はかわる。
一方で「外れた」とき、特に戦術で勝っていたときや格下と思われる相手に運の要素で負けたときには非常にストレスがかかる。確率がかかわる試行の一部にお金が関わるソシャゲは外れた時のストレスはいっそう大きい。マーフィーの法則にいわれるように、悪いことはより印象に残る。終わったことを思い返してムカムカする。余計にストレスだ。
ファイアーエムブレムの一部の作品では実効命中率なるものが採択されている。命中率80%と表記されていても実際には92%というように確率が操作されている。そんなのせこい、当たりまくってハッピー続きじゃん、と思われるかも知れないが、実際はそうではない。自分もこのゲームをプレイしているが、「表記されている確率よりも当たりが多いぞ。運がいい!」なんて思うことは一切なくて、むしろここ一番で「何で外れるんや」と思うことさえあったくらいだ。期待された通りのことが起こっても嬉しくとも何ともなくて、期待値以下のことが起こると非常にストレス。むしろ期待値以上のことが起きることを「普通」と思ってしまう。実際にアンケートなり調査なりしたわけではないけど、世の中のいろんな所から聞こえてくる確率に対する文句なんかをみるに、あながち的外れでもないだろう。
確率は当然偏る。
互いに排他的であれば、直前の結果がどうであれ、次の確率には影響しない。特に不利益が連続した場合はその偏りを受け入れられないから、「誰かに操作されている、イカサマだ!」など不当な不満が出てくる。逆に利益が連続した場合は、ちゃんと返上するのかよ、と。均等に分布し続ける方が操作されているんだよって言ってやりたいね。
・・・外れた気持ちもわかるけど。
確率は義務教育レベルで学ぶことだし、その概念も浅い部分は簡単に理解できることだけれども、受け入れることは存外難しい。だから、操作された確率こそ、人間の心理には適している。僕はファイアーエムブレムの実効命中率というアイデアはすごく良いものだと思っている。でも、これはCPU vs ユーザーの構図だから出来ることで、ユーザー vs ユーザーではゲーム性を狂わせてしまうから操作することは出来ない。当然お金が関わるソシャゲでも難しい。
大抵のゲームはちゃんと確率どおりにストレスを与えてくれる。だから相当そのゲームのことが好きでないと、確率の壁に打ちのめされる。ゲームとは暇つぶしでやるものではないのだ。特にソシャゲは確率によるストレスだけでなくて、お金も使ってるんだぞ。無課金を貫くならば、理不尽に思える正常な確率を受け容れるだけでなく、課金への劣等感、ゲーム内の不自由さも我慢しなければならない。
ソシャゲはポチポチ気軽にダウンロードするものではない。本気でやれ。遊び感覚ならばプレイしない方がマシだ。僕は廃課金という生き様を応援します。
ゲームにはいろんな面で確率が関わっている。
山札からカードを引くとか、サイコロ目がどうとか、ガチャで当たりを引くとか。
確率はゲームを面白くする要素の一つである。外れがある分、当たったときには盛り上がる。能力差がある人同士でも確率だけは対等だから、出目によっては何とか拮抗して遊べたりするメリットもある。将棋や囲碁にはそういった要素がないから、如実に実力の差が出てしまう。拮抗した二人でないとなかなか楽しめない。また、ある程度の確率が関わることで、ゲーム性にも幅が出る。選択肢に重みが出るし、試行回数の多少でも確率との関わり方はかわる。
一方で「外れた」とき、特に戦術で勝っていたときや格下と思われる相手に運の要素で負けたときには非常にストレスがかかる。確率がかかわる試行の一部にお金が関わるソシャゲは外れた時のストレスはいっそう大きい。マーフィーの法則にいわれるように、悪いことはより印象に残る。終わったことを思い返してムカムカする。余計にストレスだ。
ファイアーエムブレムの一部の作品では実効命中率なるものが採択されている。命中率80%と表記されていても実際には92%というように確率が操作されている。そんなのせこい、当たりまくってハッピー続きじゃん、と思われるかも知れないが、実際はそうではない。自分もこのゲームをプレイしているが、「表記されている確率よりも当たりが多いぞ。運がいい!」なんて思うことは一切なくて、むしろここ一番で「何で外れるんや」と思うことさえあったくらいだ。期待された通りのことが起こっても嬉しくとも何ともなくて、期待値以下のことが起こると非常にストレス。むしろ期待値以上のことが起きることを「普通」と思ってしまう。実際にアンケートなり調査なりしたわけではないけど、世の中のいろんな所から聞こえてくる確率に対する文句なんかをみるに、あながち的外れでもないだろう。
確率は当然偏る。
互いに排他的であれば、直前の結果がどうであれ、次の確率には影響しない。特に不利益が連続した場合はその偏りを受け入れられないから、「誰かに操作されている、イカサマだ!」など不当な不満が出てくる。逆に利益が連続した場合は、ちゃんと返上するのかよ、と。均等に分布し続ける方が操作されているんだよって言ってやりたいね。
・・・外れた気持ちもわかるけど。
確率は義務教育レベルで学ぶことだし、その概念も浅い部分は簡単に理解できることだけれども、受け入れることは存外難しい。だから、操作された確率こそ、人間の心理には適している。僕はファイアーエムブレムの実効命中率というアイデアはすごく良いものだと思っている。でも、これはCPU vs ユーザーの構図だから出来ることで、ユーザー vs ユーザーではゲーム性を狂わせてしまうから操作することは出来ない。当然お金が関わるソシャゲでも難しい。
大抵のゲームはちゃんと確率どおりにストレスを与えてくれる。だから相当そのゲームのことが好きでないと、確率の壁に打ちのめされる。ゲームとは暇つぶしでやるものではないのだ。特にソシャゲは確率によるストレスだけでなくて、お金も使ってるんだぞ。無課金を貫くならば、理不尽に思える正常な確率を受け容れるだけでなく、課金への劣等感、ゲーム内の不自由さも我慢しなければならない。
ソシャゲはポチポチ気軽にダウンロードするものではない。本気でやれ。遊び感覚ならばプレイしない方がマシだ。僕は廃課金という生き様を応援します。
コメント