イドリス

極楽鳥
深き闇のエルフ
死儀礼のシャーマン
東屋のエルフ
金粉のドレイク
エーテリウムの彫刻家
粗石の魔道士
研究室の偏執狂
永遠の証人
未来の大魔術師
通りの悪霊
潮吹きの暴君

神秘の教示者
親身の教示者
吸血の教示者
伝国の玉爾
悪魔の教示者
闇の誓願
白日の下に

祖先の幻視
渦巻く知識
思案
定業
ギタクシア派の調査
Mystic Remora
師範の占い独楽
森の知恵
大あわての捜索
リスティックの研究
ネクロポーテンス
噴出
未来予知
時を超えた探索

白鳥の歌
狼狽の嵐
秘技の否定
精神壊しの罠
意思の力
誤った指図

蒸気の連鎖
有毒の蘇生
虚無の呪文爆弾
断絶
サイクロンの裂け目
殺し
ヤヘンニの巧技
水没

Candelabra of Tawnos
汚れた契約
最後の審判
荊州占拠

花の絨毯
楽園の拡散
自然の知識
三顧の礼
肥沃な大地
スカイシュラウドの要求

睡蓮の花
魔力の墓所
太陽の指輪
魔力の櫃
威圧のタリスマン
耽溺のタリスマン
ディミーアの印鑑
シミックの印鑑
イゼットの印鑑
友なる石

土地32



イドリスよりシディシの方が強いとか言っていたがアレは嘘だ(挨拶)

シディシは中途半端にライブラリーを削ってパーツを墓地に落としていくと動きにくくなるし、隙を見てジェネラルをキャストしても、リターンが少ない。そしてギミックがあまり面白くない。


イドリスについては過去に何度か書いているけど、方針が若干変わったので概説。最近そんなにプレイしてないので過去の使用感のまとめとソリティア調整が主。

イドリスのアタックから、色々唱えて最後の審判に繫ぐことがメイン。続唱モードならば、最後の審判+1マナ以上のスペルで勝ちとなる(積み方は昔何度か書いたが別にまとめる予定)。

過去には0マナスペルを召喚士の契約と魔力の墓所の2枚に絞って、ハルクフラッシュを簡単に揃えるプランとしていた。しかし閃光をサーチするためにチューターが必要で、それならば最後の審判を1枚サーチするのも変わらず、召喚士の契約の代わりに強力な0マナスペルを使うことで、むしろ最後の審判の方が決めやすいと思った。実際イドリスアタックの次のターンはソリティアなら結構な確率で決まる。

0マナスペルは

魔力の墓所
睡蓮の花
祖先の幻視

の3枚のみなので、1マナスペルを唱えた後のプランが立てやすい。アタック後に1マナスペルを2-3枚使うと手札もマナも増える。モックスを入れないのがミソで、確実に強力なカードが使える。モックスは2ターン目のイドリスを期待させるが、その後手札がなくなって続かないので相性が良いかというと微妙。モックスはティムナみたいな軽いハンド補充手段があるデッキが理想。

続唱の強さはアドが取れることもそうなのだが、チューターで積んだカードをすぐさま唱えられる即効性もある。他のデッキではキーカードをチューターで積んで、あんまり強くないキャントリップで引いて、キャストとなるが、イドリスではそのような手間なことは不要。水没や噴出などのコストが掛からないカードを経由することで、チューターで積んだ方が逆にコストが軽くなる。

神秘の教示者
水没

この2枚で最後の審判を唱えることができ、1マナ以上のスペルをさらに唱えれば勝ちとなる。

神秘の教示者からは先述の強い0マナカードのオマケが作く。祖先の幻視が捲れたとしても1マナスペルを引き込んでプレイすることで、魔力の墓所か睡蓮の花に繋がる。マナもむしろ増えるだろう。

イドリスの生存さえ叶えば、勝利条件は緩い。まあ、イドリスはドレイクされるし、そこがなかなか難しいんだが。


デッキの構造上、

・1マナのスペル
・4マナ以上の唱えやすいスペル

の2つが大事。前者は0マナカードをプレイするため、後者はトップに積んだ最後の審判を唱えるため。そのため1マナスペルは普段EDHでは出てこない思案や定業まで採用した。後者の中では水没、殺し、噴出が特に重要。コストなしで唱えられる4マナ以上のカードはトップに積んだ最後の審判を続唱で唱えるだけでなく、最後の審判で選ぶ5枚にも使うキーカード。

イドリスのアタック後には、祖先の幻視や睡蓮の花でマナと手札が低コストで増やすことができ、チューターでトップに積んだ最後の審判を水没で0マナでプレイするなどして、意外なところからゲームエンドまで繋がる。アンタップするスペルでチェインを組んでガチャガチャするよりも、最後の審判を1枚使えば勝ちのこの構成の方が安定しているし、最後の審判はマナが伸びればイドリス不在でも使える。何より時間が掛からないので普段使いに向いている。


サブコンボは当初はハルクフラッシュとしていたが、パーツが多くて続唱の時に邪魔すぎたので、

・研究室の偏執狂+汚れた契約
・未来独楽
・潮吹きの暴君(+粗石の魔道士)

という、続唱の邪魔にならないそれなりの高コストのカード、無駄スロットが少ないものとした。ハルクは最速で揃ったときには強いのだが、特化しないと最速で揃えづらいし、手札にパーツが来たときのリカバリー手段も兼ねると、イドリスの続唱が気持ちよく動かせなくなる。青いカードならFoWやミスディレのコストに使えるし、上記の並びにした。

未来予知はトップに積んだ最後の審判を唱えるカードでもある(先出しでも、続唱ありで後出しでもどちらにも対応)。メインコンボにも一応貢献する。


研究室の偏執狂が消えると勝ち手段が無くなりそうだが、潮吹きの暴君の無限マナ無限ドローの後に、有毒の蘇生+永遠の証人でライブラリーを修復するかネクロでドローを止めつつ、断絶+永遠の証人で無限バウンスや、荊州占拠+永遠の証人で無限ターンとなるので、1枚抜かれても勝ち手段がなくなることは無い。

潮吹きの暴君はコストの重さが欠点なのだが、イドリス続唱が回り始めると魔力の墓所、睡蓮の花が並んでいくので瞬間的にマナが伸びるし相性は悪くないと思う。イドリス不在の時のサブコンボとしては、やっぱり厳しいのかもしれないけど。


ドローや妨害も含めて、基本的には続唱のソリティアを重視したカード選択としている。ネクロポーテンスも例外ではない。続唱はターン終了時まで続くので、ネクロで引いたカードを終了ステップに使ってそのまま勝つことも出来る。

例えば、

神秘の教示者
水没
蒸気の連鎖

と引いた場合。

①神秘の教示者でトップに最後の審判を積む
②水没からの続唱で最後の審判を唱える。積み方は以下の通り。

祖先の幻視
FoW
通りの悪霊
噴出
研究室の偏執狂

③蒸気の連鎖を唱えて続唱で祖先の幻視。3ドロー。
④噴出を唱えて続唱で研究室の偏執狂
⑤噴出解決で勝ち(通りの悪霊とFoWの保険あり)

この手順にかかるマナは、神秘の教示者と蒸気の連鎖のUUのみ。ネクロキャストしたターンに使うとしても現実的じゃない?デッキ内に睡蓮の花がある場合は、神秘の教示者で捲れてさらにマナは軽くなる。

ネクロで引いたカードの中に

・インスタントのチューター
・4マナ以上のインスタント
・1マナ以上のインスタント

の組み合わせなら勝てる。続唱を絡めることで最後の審判や研究室の偏執狂をインスタントタイミングで唱えることが出来るのがポイント。そして、上記の組み合わせは、ネクロキャスト時の手札次第では20枚くらい引けば十分狙えるだろう。


イドリスが対処され続けた場合はネクロや未来予知で誤魔化すしかない。手札の補充手段が重いので(ティムナみたいに軽くないので)、少し土地が詰まるだけでも致命的だし、妨害が刺さるとリカバリーにすごく時間がかかる。苦しい。ジェネラルが3マナと4マナではデッキの安定感が随分違うと実感する。

立ち上がりが弱いのも難点で、イドリスは基本的には印鑑からの3ターン目キャストとなる。それまでガラ空き。ピッチスペルや先置き出来る虚無の呪文爆弾、イドリスを出す前に断絶などで誤魔化すしかないが、ぶっぱ勢が多いと勝ちにくいかもしれない。

どちらかというと、強さよりもソリティアの面白さがウリなデッキ。ヴァニファールみたいな固定された手順ではなく、引いたカード捲れたカードをやり繰りする動きは、一人回しで無限に遊べる。


ピックアップカード。

●有毒の蘇生

一部のハルクフラッシュを止められるし、早いコンボは墓地利用が多い。勿論それだけの理由で墓地対策は使わないが、このカードは最後の審判のパイルに使うし、コンボ以外でも普段使いでも強くて祖先の幻視や睡蓮の花の再利用がウマイ。許されるなら3枚くらい入れたい。回収は妨害できないので雑魚。有毒の蘇生の0マナは、このあと何回も述べる3ターン目イドリスの隙の多さを埋めてくれる点がいい。


●断絶

続唱で捲れてマナが増えるカードは貴重。もちろん印鑑でもいいのだが、印鑑ばかり入れても何も出来ないので有能なスペルのおまけでマナを増やしたい。劇的な逆転や魔力変はソリティア力を高めるけど、イドリス不在時にカスなので、死にやすいイドリスがいないときに使えるカードで集めたい。

また、断絶は2ターン目印鑑3ターン目のイドリスキャストまで基本的には妨害を出来ないこのデッキで、妨害しつつイドリスを展開できる貴重な性能。


●虚無の呪文爆弾

2ターン目印鑑3ターン目イドリスのガラ空きを緩和する。0マナで牽制できるので負担にならない。「1マナ」で「カードを1枚引ける」カードなので、続唱で0マナスペルを狙ったり、最後の審判と相性が良い点が、他の1マナ置物妨害との違い。


●マナクリ

2ターン目に印鑑など2マナ加速を使うと3ターン目にフルタップイドリスとなってしまうので、1マナのマナ加速は大事。しかし緑ばかり出ても何も使えないので、緑以外を出せるものとした。1マナ生物は続唱で0マナスペルを捲るため、遅れて引いても価値がある。


ピックアップカードといったが、要はこのデッキの特有の採用基準というのは

①1マナスペル
②2ターン目印鑑3ターン目イドリスの隙を緩和

この2点。

1マナスペルは祖先の幻視などを続唱でめくるだけでなく、最後の審判の始動、続唱+ネクロでのコンボ狙いなど、常に欲しいカードなのだが、カードパワーが低めで沢山抱えるとイドリスが対処され時に戦いにくいのが悩みどころ。思案だって、イドリスの不在時に腐らないだけで、普通に使う分にはEDHでは強いカードではないからね。

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