フェイに呪われた王、コルヴォルド

極楽鳥
ラノワールのエルフ
Fyndhorn Elves
エルフの神秘家
深き闇のエルフ
東屋のエルフ
ボリアルのドルイド
ジョラーガの樹語り
死儀礼のシャーマン
臓物の予見者
波止場の恐喝者
森のレインジャー
門を這う蔦
ティタニアの僧侶
水蓮のコブラ
ウッド・エルフ
ラムナプの採掘者
迷える探求者、梓
イリーシア木立のドライアド
刻み角
不屈の追跡者
ハイラックス塔の斥候
永遠の証人
不死身、スクイー
波乱の悪魔
ティムールの剣歯虎
悪ふざけの名人、ランクル
アルゴスの庇護者、ティタニア
ファイレクシアの発掘者
鏡割りのキキジキ
森林の怒声吠え
変幻の大男

俗世の教示者
森の教示者
吸血の教示者
伝国の玉璽
輪作
悪魔の教示者
悪魔の意図
異界の進化
自然の秩序
緑の太陽の頂点
破滅の終焉
召喚の調べ

殺戮の契約
有毒の蘇生
自然の要求
夏の帳
赤霊破
紅蓮破
暗殺者の戦利品
燎原の火

胆液の水源
マイコシンスの水源
世界のるつぼ
食物連鎖
原初の狩人、ガラク
リシュカーの巧技

繁茂
楽園の拡散
踏査
魔力の墓所
金属モックス
太陽の指輪
秘儀の印鑑

土地34
4 森
3 沼
2 山
Bayou
Taiga
Badlands
草むした墓
踏みならされる地
血の墓所
吹きさらしの荒野
霧深い雨林
深緑の地下墓地
樹木茂る山麓
湿地の干潟
汚染された三角州
血染めのぬかるみ
乾燥台地
沸騰する小湖
虹色の眺望
尖塔の庭
特別観覧室
真鍮の都
統率の塔
風変わりな果樹園
マナの合流点
宝石の洞窟
ファイレクシアの塔
古の墳墓


青が無いので閃光もタッサの神託者も妨害しがたい。また、コンボ自体も2枚コンボが主体で、やはり閃光やタッサの神託者にスピードで劣る。そこでこれらにはないメリットが必要。

コルヴォルドはゆっくりとアドを稼ぐジェネラルであり、デッキは中~長期戦を意識してパワーカードをある程度採用し、コンポパーツは必要スロットが少なくて単品でも活躍しやすいものに。とはいえ黒入りデッキなので、早いターンに手札が揃って得たチャンスを無駄にしないよう、ある程度のコンボスピードも意識している。


また直接の勝つためのプランではないがそこに繋がる起爆剤として、コルヴォルド存在下である程度展開したところから、爆アドを稼いで物量で押し切るプランを考えた。序盤は赤霊破紅蓮破を使いつつ他のプレイヤーと協力して何とか最速コンボだけ防ぎ、後はコルヴォルドを軸に気付いたら大量アドバンテージを狙う。EDHでは妨害は最大3人から飛んでくるため、ファイレクシアの闘技場のようにじっくりゆっくりアドを稼ぐカードでは勝ちきれない。ある程度アドを稼いだところで目をつけられて3:1となり、簡単に稼いだアドを失う。

勿論手札もマナも少ない序盤には軽くて少しアドが取れるカードは大事だが、隙を見て勝ちに行くならば、どこかで一気に展開したい。


今回、この戦術のキーにしたのは波止場の恐喝者。

わずか2マナで大量に生け贄を用意でき、しかもそれは自壊可能で、マナが出るので次のコンボに繋がる。波止場の恐喝者自体も、ティムールの剣歯虎との無限コンボのパーツになり、これを真っ先に軸に戦うのはとても理にかなっている。

波止場の恐喝者をサーチするだけでなく、キキジキでコピー、コルヴォルドなどで生け贄にしてリアニメイトすることで、チェインコンボのような大量アドバンテージが可能となる。


波止場の恐喝者が十分に力を発揮できない盤面でのサブの展開手段として梓+ラムナプの採掘者(+フェッチランド)を組み込んだ。これらは踏査や世界のるつぼでも代用可能。組合せにはなるが波止場の恐喝者と同様に、マナが伸びて自壊できるシナジー。

2枚のカードを組み合わせるのであればコンボを使えば良いように思うが、このデッキは最速コンボは閃光よりも遅く、コンボを叩きつけてもピッチカウンターで守れるわけでもなく、序盤のチューターは展開に使用したい場面も多い。

つまり、2ターン目に俗世の教示者を使ってもってきたいものを用意したい。

梓は波止場の恐喝者で宝物を大量にサクッた時に余った土地のセットを狙えるし、ラムナプの採掘者はフェッチを途切れることなく出せるので単品でもファイレクシアの闘技場のような使い方にもなる。コンボと違って個別で活躍できる点、アドを稼げる点は、中から長期戦を視野に入れたこのデッキの戦術に合致している。


トークンを並べて生け贄にするというのは、コルヴォルドと特別相性が良いわけでは無い。基本的にはトークンを並べるカードと生け贄にするカードの2枚が必要で、組み合わせるのであれば梓+るつぼの方がマナが伸びる分使いやすい。コルヴォルドの存在が前提ならば、大量ドローにはむしろリシュカーの巧技などパワー参照系の方が即効性と爆発力を兼ねる。


コルヴォルド後の爆発力は、これで十分。次に大事なのは、コルヴォルドを出すまでの展開。

マナ加速して普通に3ターン目に出すと、マナソースを一つ切らないといけない。金属モックスなど、アドを失ってでも序盤のマナ加速は大事に思うのに、いかがなものか。実際、渋い。

パーマネントを増やせる何かを用いると緩衝できる。例えば1ターン目にラノエル、2ターン目ウッド・エルフはスムーズにコルヴォルドに繫げられる。しかし、この手のカードは重い。生け贄のために余分にマナを払うのは、テンポが悪いし上述のマナソースを削ることと似たような、序盤のもっさりした動きが気になる。

生け贄の緩衝剤としては弱すぎるものは避けたいし、出来れば他のデッキでも考慮しうるレベルのものとしたい。そして、1-2ターン目にマナ加速を2枚使いつつも、置けるもの。

例えば、使いやすそうなものだけ挙げると、

森のレインジャー
門を這う蔦
エルフの幻想家
ウッド・エルフ
初子さらい
彩色の星
テラリオン
胆液の水源
マイコシンスの水源
奇妙な森

こんなところか。

この中でも緑生物は優先度が高くて、異界の進化、自然の秩序、召喚の調べ、悪魔の意図のタマにできる。採用しすぎるとモッサリしてしまうのでカードは絞って、ある程度はマナソースを削ってでも展開することも覚悟しなければならない。


中~長期戦で、序盤に特化したデッキと差をつけるために、単品で強いパワーカードも使いたい。これらはコンボと違って揃わなくても力を発揮できる点が重要で、コンボが揃わなければ、まともなアクションを起こせないデッキと差別化する点でもある。土地を並べてカードを引いてばかりでは何も圧力はないばかりか、カウンターを使えるデッキと異なり受け身では負けてしまう。こちらから仕掛けないと。


個人的に大事だと思う点が、ライフを攻めること。

EDHは通常のゲームと比べてライフが2倍だが、殴られる相手は最大で3倍。全ての相手からサイズのある生物で殴られるわけではないが、サイズがやたら大きい生物を出す人がいると脅威は結局3人分に匹敵する。妨害は誰からもとんできうるし。

魔力の墓所をサーチして置いたり、古の墳墓や闇の腹心まで使っていくと、少しゲームが長引いただけですぐにライブが危うくなる。ライフが落ち込んだプレイヤーは、マナクリをチャンプブロックで捨てたり、後続のファッティにカウンターを使わざるを得なかったりでコンボの達成が遠のく。サイズの大きい生物は自分の守りにも使えるし、ロングゲームを考える上では、システム生物だけでなくサイズもあると嬉しい。そもそもゲームを長引かせないといけないので序盤の妨害が必要で、ファッティばかり積んでも動きづらくなるだけだが、ある程度は採用したいところ。コルヴォルド単独でもライフを攻められるが、ジェネラル単騎ではピン除去の的になってしまうし、他にもいくらか欲しい。


で、肝心のコンボはどうなっているのかというと。

・波止場の恐喝者+ティムールの剣歯虎
・食物連鎖+不死身、スクイー
・キキジキ+ハイラックス塔の斥候
・変幻の大男


上二つは無限マナからコルヴォルドキャストで無限ドローに繋がる。波止場の恐喝者で宝物が5個出れば無限マナだが、4個でも無限にサクリファイスは出来るので、既にコルヴォルドが出ていれば無限ドローになる。

変幻の大男は波止場の恐喝者+ティムールの剣歯虎を持ってきても良いし、宝物が足りなければ以下の流れでキキジキパッケージに繫いでも良い。

①臓物の予見者+ファイレクシアの発掘者
②キキジキ(ファイレクシアの発掘者コピー)
③ハイラックス塔の斥候+波乱の悪魔

ハルクはコルヴォルドアタックでサクれるので納墓+再活性でも、自然の秩序でも何でも良いから出せば良い。納墓+ネクロマンシーで落とすことも考えたが、サーチの性質上生物ではないスペル2枚は集めにくく、ネクロマンシーはリアニメイト呪文としては重さが気になったので不採用とした。そもそもスペルなら自然の秩序が実質1枚コンボで使いやすい。


語りきれなかった個別の解説。

★紅蓮破、赤霊破

ゲームが長引いてアドを取って盤面を制圧しても、いつでもタッサの神託者+デモコンで死んでしまう危険がある。そうならないように守りのカードとして採用せざるを得なかった。勿論、自分のコンボを通す上でも大事。


★波乱の悪魔

マナクリをお手軽に制圧でき、無限コンボのフィニッシャーにもなる。採用しない理由がなかった。もともとヨーグモスを使っていたがトークンを並べるわけでもないので生け贄の生物は十分に確保できない。波止場の恐喝者やフェッチランドを使い回すメインシナジーと噛み合うと恐ろしいことになる。


★アルゴスの庇護者、ティタニア

リソースを増やすのでコルヴォルドの生け贄を供給してくれるだけでなく、純粋にトークンのサイズも大きく圧力をかけられる。ただ単にトークンを並べる猛り狂うベイロスと違って、ETBでの土地回収が展開に役立つ。


★燎原の火

コルヴォルドと1枚コンボとも言える。一番コンボが厄介そうな無抵抗の相手を2パンで仕留め、世界のるつぼやラムナプの採掘者のような土地回収カードのおかげで自分は復帰しやすい。



最後に、色々と書いたものの、ハルクやタッサの神託者を止められないのが本当に致命的。勝てない。コンボで追いつくことは無理だし、そもそも閃光やタッサの神託者よりコンボが重いくせに、妨害耐性はむしろ落ちるという欠陥。青いコンボ相手には紅蓮破赤霊破だけでは足りないので、倦怠の宝珠などで対策していく必要があるが、中途半端に自分に刺さるせいで、やはり勝てなくなる。ちょっとガチンコで使うには厳しいデッキ。

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