EDH最近評価が上がったカード
2020年7月7日 Magic: The Gatheringちょっと前までは、まあまあ強いよね、くらいの評価だったけど、今はかなり重要なポジションを占めているカード達をピックアップ。主にトラシオス&ティムナ目線。
★幻影の像
★ファイレクシアの変形者
主なコピー先は
・タッサの神託者
・波止場の恐喝者
・頼れるブロッカー
最初はハルクフラッシュのバリアンス発生時のカバーとしての採用だった。つまり、タッサの神託者➡デモコンと動いてデモコンがカウンターされた場合に、ハルクから幻影の像&瞬唱の魔道士で返すみたいな。
また、呪文探求者を既にサーチとして使っていた場合に、ハルクからタッサの神託者+呪文探求者経由のデモコンを決められなくなるので、呪文探求者をコピーするという役割も大事だった。
ハルクフラッシュが使えなくなっても、これらのコピーカードは残り続けている。それは、思った以上に使いやすいから。
特に赤がないデッキは波止場の恐喝者というバカげたカードを逆に利用するための一手として使える。
そして、意外と大事なのはブロッカーとしての役割。特にコンボに寄せた構築だと、グダって殴り合いになったときに弱い。そのような時に、純粋に大きな生物をコピーすることで、殴られるターゲットから外れる。もちろん、大抵の場合重い生物は強烈な効果を持っていて、アドやテンポ面でもかなり得をする。コンボに特化したデッキが長期戦を意識して重いパワーカードというのは採用しにくいのだが、コンボパーツとしての側面もある幻影の像ならば十分採用しうるでしょう。
ファイレクシアの変形者は、自分では採用したくないけども長期戦になってパワーを発揮するようなカード、例えば土地リセットの後の世界のるつぼや、消耗戦で強くなる火と氷の剣など地味にいいところをコピーできる。
自分のデッキ内にクローン系カードのシナジーが少ない、まあつまりは自分のデッキではタッサの神託者と波止場の恐喝者以外に積極的なコピー対象がないデッキだとしても、幻影の像とファイレクシアの変形者くらいは使っても良いとも思う。
★セヴィンの再利用
これも最初はコンボ用だった。主に直観の1枚コンボ。
タッサの神託者
呪文探求者
セヴィンの再利用
と持ってくることで、何がハンドに来ても勝てる。そして、手札に来てもたまにフェッチランドを釣ってマナ加速になるから、腐りにくいなあ程度の認識。セヴィンの再利用は引いた場合は墓地にいた方が直観と組み合わせやすいし。
しかし、実際には違う。
このカードは、フェッチランドを釣ってマナ加速、FBでフェッチランドを2枚釣って更にマナ加速することがメインの役割。土地はマナ加速としての信頼度が高く、土地を攻めてくる稀有な相手に対しても後引きのセヴィンの再利用はリカバリー手段としてかなり心強い。
そして、ときどきコンボする。
土地加速としても使えるコンボパーツには戦争門もあるが(戦争門はサーチだが)、セヴィンの再利用は墓地にあっても使えるコンボパーツなので、土地加速として気軽に使い捨てることが出来る。シンボルも軽い。
コンボにしか使えないカードと違って、コンボパーツやチューターが手札に偏ったときに汎用的なカードとして使えるというのは、コンボをかさ増しする上で大事なこと。
ちなみに直観は、
タッサの神託者
呪文探求者
セヴィンの再利用
みたいにコンボばかり狙いに行きがちだけど、実は
フェッチランド×2
セヴィンの再利用
みたいに雑に使い捨てても悪くは無いと思う。デッキに採用されてるなら、自然の怒りのタイタン、ウーロみたいな墓地にいてもアドが取れるやつを一緒に落としてもあり。
★ヴリンの神童、ジェイス
汚れた契約を2回打ちはメジャーな勝ち手段のひとつ。1回目にタッサの神託者を手に入れ、2回目でライブラリーを消す。
つまり、墓地からインスタントを再利用できるカードはそれ自体がコンボパーツになるということ。
しかし回収にコストがかかると現実的ではなくなる。例えば、
汚れた契約
永遠の証人で回収
タッサの神託者
汚れた契約2回目
と使うと、3BBGGUU。
まあ、同一ターンには無理。
一回目の汚れた契約は相手のエンド時でも良いが、それでも合計7マナ。中々にキツい。
また、墓地利用カードは腐らせるリスクが高く、特に初手にあると邪魔。トラシオス&ティムナには永遠の証人が入ったり抜けたりしているが、永遠の証人は初手にあると本当に弱くて、中盤以降も活躍できるかは墓地次第な上にコストの関係で動きがかなり制限されるため、永遠の証人自体がコンボとして重要なとき(実績のためのヒバリループとか)以外では抜けていることの方が多い。カウンター合戦にも使え、意思の力などのピッチコストになる瞬唱の魔道士や、妨害としても使える有毒の蘇生の方が評価は上。
さて、ヴリンの神童、ジェイスだが。
先出ししておけるので、汚れた契約2回うちを狙うターンには余分なコストはかからない。これは実は結構貴重な性能(他にはケスとアップキープに使う有毒の蘇生くらい)。
さらにジェイスは序盤はルーターとして使えるので、他の回収カードと違って墓地は関係なく腐らない。
実は先述のセヴィンの再利用はFBじゃなくても墓地から唱えればコピーされるので微妙に相性が良かったりする。
汎用的なコンボパーツとして、採用しない理由は無かった。
とりあえず、こんなところ。
タッサの神託者+デモコンは強いけれども、ハルクフラッシュ禁止とピッチの増加で理不尽に早くゲームが終了することが少なくなった。スピードで誤魔化すことが難しく、腐りやすいパーツを削って、汎用的なパーツでコンボや脇を固めるという感じに。
★幻影の像
★ファイレクシアの変形者
主なコピー先は
・タッサの神託者
・波止場の恐喝者
・頼れるブロッカー
最初はハルクフラッシュのバリアンス発生時のカバーとしての採用だった。つまり、タッサの神託者➡デモコンと動いてデモコンがカウンターされた場合に、ハルクから幻影の像&瞬唱の魔道士で返すみたいな。
また、呪文探求者を既にサーチとして使っていた場合に、ハルクからタッサの神託者+呪文探求者経由のデモコンを決められなくなるので、呪文探求者をコピーするという役割も大事だった。
ハルクフラッシュが使えなくなっても、これらのコピーカードは残り続けている。それは、思った以上に使いやすいから。
特に赤がないデッキは波止場の恐喝者というバカげたカードを逆に利用するための一手として使える。
そして、意外と大事なのはブロッカーとしての役割。特にコンボに寄せた構築だと、グダって殴り合いになったときに弱い。そのような時に、純粋に大きな生物をコピーすることで、殴られるターゲットから外れる。もちろん、大抵の場合重い生物は強烈な効果を持っていて、アドやテンポ面でもかなり得をする。コンボに特化したデッキが長期戦を意識して重いパワーカードというのは採用しにくいのだが、コンボパーツとしての側面もある幻影の像ならば十分採用しうるでしょう。
ファイレクシアの変形者は、自分では採用したくないけども長期戦になってパワーを発揮するようなカード、例えば土地リセットの後の世界のるつぼや、消耗戦で強くなる火と氷の剣など地味にいいところをコピーできる。
自分のデッキ内にクローン系カードのシナジーが少ない、まあつまりは自分のデッキではタッサの神託者と波止場の恐喝者以外に積極的なコピー対象がないデッキだとしても、幻影の像とファイレクシアの変形者くらいは使っても良いとも思う。
★セヴィンの再利用
これも最初はコンボ用だった。主に直観の1枚コンボ。
タッサの神託者
呪文探求者
セヴィンの再利用
と持ってくることで、何がハンドに来ても勝てる。そして、手札に来てもたまにフェッチランドを釣ってマナ加速になるから、腐りにくいなあ程度の認識。セヴィンの再利用は引いた場合は墓地にいた方が直観と組み合わせやすいし。
しかし、実際には違う。
このカードは、フェッチランドを釣ってマナ加速、FBでフェッチランドを2枚釣って更にマナ加速することがメインの役割。土地はマナ加速としての信頼度が高く、土地を攻めてくる稀有な相手に対しても後引きのセヴィンの再利用はリカバリー手段としてかなり心強い。
そして、ときどきコンボする。
土地加速としても使えるコンボパーツには戦争門もあるが(戦争門はサーチだが)、セヴィンの再利用は墓地にあっても使えるコンボパーツなので、土地加速として気軽に使い捨てることが出来る。シンボルも軽い。
コンボにしか使えないカードと違って、コンボパーツやチューターが手札に偏ったときに汎用的なカードとして使えるというのは、コンボをかさ増しする上で大事なこと。
ちなみに直観は、
タッサの神託者
呪文探求者
セヴィンの再利用
みたいにコンボばかり狙いに行きがちだけど、実は
フェッチランド×2
セヴィンの再利用
みたいに雑に使い捨てても悪くは無いと思う。デッキに採用されてるなら、自然の怒りのタイタン、ウーロみたいな墓地にいてもアドが取れるやつを一緒に落としてもあり。
★ヴリンの神童、ジェイス
汚れた契約を2回打ちはメジャーな勝ち手段のひとつ。1回目にタッサの神託者を手に入れ、2回目でライブラリーを消す。
つまり、墓地からインスタントを再利用できるカードはそれ自体がコンボパーツになるということ。
しかし回収にコストがかかると現実的ではなくなる。例えば、
汚れた契約
永遠の証人で回収
タッサの神託者
汚れた契約2回目
と使うと、3BBGGUU。
まあ、同一ターンには無理。
一回目の汚れた契約は相手のエンド時でも良いが、それでも合計7マナ。中々にキツい。
また、墓地利用カードは腐らせるリスクが高く、特に初手にあると邪魔。トラシオス&ティムナには永遠の証人が入ったり抜けたりしているが、永遠の証人は初手にあると本当に弱くて、中盤以降も活躍できるかは墓地次第な上にコストの関係で動きがかなり制限されるため、永遠の証人自体がコンボとして重要なとき(実績のためのヒバリループとか)以外では抜けていることの方が多い。カウンター合戦にも使え、意思の力などのピッチコストになる瞬唱の魔道士や、妨害としても使える有毒の蘇生の方が評価は上。
さて、ヴリンの神童、ジェイスだが。
先出ししておけるので、汚れた契約2回うちを狙うターンには余分なコストはかからない。これは実は結構貴重な性能(他にはケスとアップキープに使う有毒の蘇生くらい)。
さらにジェイスは序盤はルーターとして使えるので、他の回収カードと違って墓地は関係なく腐らない。
実は先述のセヴィンの再利用はFBじゃなくても墓地から唱えればコピーされるので微妙に相性が良かったりする。
汎用的なコンボパーツとして、採用しない理由は無かった。
とりあえず、こんなところ。
タッサの神託者+デモコンは強いけれども、ハルクフラッシュ禁止とピッチの増加で理不尽に早くゲームが終了することが少なくなった。スピードで誤魔化すことが難しく、腐りやすいパーツを削って、汎用的なパーツでコンボや脇を固めるという感じに。
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