カラーマーカーならば旧共闘同士の組み合わせがよいし、ゆっくりとアドを取るならばトラシオスには勝てない。爆発力や固有の動き・コンボを重視する。しかし下手なコンボは、無限マナからトラシオスの劣化も懸念されるため、差別化はなるべく意識。

新共闘同士もしくは新旧の組み合わせを考える。


●ログラクフ&テヴェシュ・ザット

既に組んでみた。

統率者領域に即効性のあるドローが置けるのは、珍しい。特に黒では無かった。多くのジェネラル基点のデッキにありがちな「生存してターンが帰ってこないと弱い」問題を克服しており、期待度は高い。


●ギランラ&テヴェシュ・ザット

ログラクフより爆発力が落ちるかわりに緑のマナクリが使えるので安定したマナ加速となる。ただ、昨今の赤のパワーカードを使えないのは大きなデメリットかな。


●ギランラ&アレイナ

緑セルヴァラの動きを、赤緑で再現する。アレイナは5マナで、2ターン目に出てくるマーウィンやセルヴァラの劣化に成りそうだが、そうでもない。

マーウィンやセルヴァラが2ターン目に出てくるメリットは正直いって少ない。すぐに除去される。むしろ大事なことは継続戦闘能力と、奇襲性。特に緑単には奇襲性が足りなくて、基本的には召喚酔いが解けなければ勝てない。

アレイナの良いところは無謀なる突進などからいきなり威圧の杖とコンボを組める点。暗黒のマントルならば、アレイナに速攻をつけるだけで良い。

また、キキジキ+士気溢れる徴集兵のようにサーチしやすい生物のみでの即効性のあるコンボもある(徴集兵はアレイナのアンタップ手段にもなる)。ジェネラルの生存が必須ではないことは大事。

一方で5マナジェネラルは、キャストを早めるために力を注ぐとジェネラル登場時点で既に手札が薄くなり、続かないという問題がある。ギランラがいればマナクリと土地だけでアレイナに繫がるので安心。ギランラは、アレイナから出た無限赤マナを、暗黒のマントルや威圧の杖を使って無限緑マナに変換できる点も大事。

問題は、アレイナから赤を出してもクウィリーオン・レインジャーやワイアウッドの共生虫に繫ぎにくいことだが、赤には脅しつけ系統の速攻付与+アンタップ手段がある。デッキとしては緑単に近い動きをする物の、採用カードは大きく変わるし、爆発力だけでなく長期戦を意識した構築になるので今までのノウハウを生かしにくい。


●トラシオス&アレイナ

アレイナは比較的簡単に無限マナに持って行けるので、無限の使い道であるトラシオスを相方にするという単純な思考。青があると暗黒のマントルや威圧の杖にアクセスしやすくなる。

5マナジェネラルのキャストの時点で手札が少なくなる点を、トラシオスでカバーする。むしろ、トラシオスで何回か引いてからアレイナをぶつけるパターンも考えた方がよくなる。

アレイナの登場ターンは遅くなりがちになると思うので、結局はジェネラルで無理にコンボしなくても…となりそう。


●ログラクフ&サイラス

分岐変容→タッサの神託者+地ならし屋

サイラスはアドが取れそうな能力だが、実際には雑魚。アタック無しで良いルールスですら満足に使えないのがEDH。軽量キャントリップの安定供給は難しい。そもそまマナが掛からずにドローするジェネラル(ティムナ)がいるのに、マナを使って不安定なドローでは話にならない。とはいえ、スペースは沢山有るので、何となく軽いキャントリップアーティファクトは入れるんだが。

むしろサイラスに期待したいのは、Transmute Artifactで地ならし屋に変わること。ボーラスの城塞の選択肢もあるので作り直し含めて無駄になりにくい(作り直しは重いが)。

サイラスをトラシオスにすると単品のアド性能は上がるが、分岐変容へのアクセスが難しくなるし、デモコンを使えなくなるなので総合的には劣ってしまうかな?そこは使ってみないと分からないけど。


●ログラクフ&エシオル

分岐変容に特化するなら。

分岐変容の弱点はスタックピン除去なので、それを克服できる。

しかし青赤ではサーチが弱いので、せっかく統率者は軽いのにアクセスに時間が掛かる。変身+コピーなどで誤魔化さないと、勝ちに行けない。

むしろマナカーブ的には薬瓶砕き+エシオルか?サーチするタイミングがなくなるし、ジェネラルが何もしなさすぎてヤバいが。

黒がないので勝ち手段はタッサの神託者よりも、潮吹きの暴君+粗石の魔道士がよいかも。粗石の魔道士から魔力の墓所を持ってきて、ログラクフと合わせて無限マナ。粗石の魔道士を戻して出して、オパールのモックスなどから色マナも無限にし、最後は独楽でドロー→粗石の魔道士でサーチ→独楽キャストで粗石の魔道士をバウンスのループで無限ドロー。

しかし、このコンボだと、場のアーティファクト次第では追加のマナが必要になる。ニヴ+見張り番、いっそのことキキジキ+詐欺師の総督でも良いかも知れない。


●トラシオス+テヴェシュ・ザット

これは別にシナジーがあるわけではないが、青黒緑のみで考えると、他のどのジェネラルよりもアドアドしくなる。旧共闘で多色化するメリット(デメリット)をどう考えるか。

テヴェシュは単独での強さはイマイチで、シナジーが重視されるので、単純にアドだけ取るつもりだと微妙な構築になりそう。多分、テヴェシュを出すよりもトラシオスを起動し続けた方が良いし、テヴェシュでトラシオスをサクるなど以ての外。

青のコントロール脱出で奪う→サクるというのは嫌らしい戦法になるが、即効性が無いのにヘイトだけ爆上がりで本来のトラシオスの特性を潰しそうで怖い。

まあ、試してみないことには分からないだろうけどね。



総評。

多くはリミテ用、そもそも重すぎて使えないものが多いが、面白い効果のものはいくつかある。共闘マン達は最悪トラシオスと組み合わせることで何とかなるので、特に青でも緑でも無いものはカラーマーカーとして全部使い道があると言っても過言ではない(トラシオスが強いだけ)。

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