敵対工作員、船殻破り、宝石の睡蓮
2020年12月15日 Magic: The Gathering主にトラティム目線からの感想。
★敵対工作員、船殻破り
敵対工作員は相手からカードを奪えることはあまりなくて、構えて結局直前のエンド時に普通に出して終わることが多い。単なる抑止力として出すならば、飛行がない分、ティムナとの相性でエイヴンの思考検閲者に劣る。敵対工作員は決まると面白いんだがね。
エイヴンの思考検閲者自体も、構えるには3マナは重く、除去の的になるので序盤に使って除去されるとリソース的にもテンポ的にも大分厳しい(マナ加速しておいた方が勝利に近づける)ことから、結構採用には後ろ向きだったが、それでもぶっぱデッキに囲まれたときに、まとめて誤魔化せる性能を生かしての採用だった。この手の妨害置物カードは、少なくとも受け身で着実にリソースを増やしていきたい構築では数を増やしたくないので、ある程度絞って採用とする。役割の被るものは重複したときのロスが大きいので使いたくない。例えば今だと、
・ドラニスの判事
・エイヴンの思考検閲者 or 敵対工作員
・船殻破り or 概念泥棒
こういった枠から選択になる。
とりあえずお試しで、
ドラニスの判事
敵対工作員
船殻破り
としているが、船殻破りはヘイトを集める能力のわりには破壊力が少し落ちるので、いっそ抜いてもいいかも。あくまでメインコンセプトは
・マナと手札を増やして妨害を構えて、隙を見て勝利
・運良く最速コンボ+カウンターが揃えば叩きつける
というものであり、敵対工作員などはこれが達成しがたい状況でチューター1枚から回りのぶっぱマンを抑えることが目的のため、枠を割きすぎる必要は無い。同じ妨害枠でも、インスタント除去の方が、確実に勝利に近づけて立ち回りでも得をしやすい。見かけ上の強さに騙されず、多人数戦での真の強さを追求すると抜けかねない。少なくとも安定した動きやすさを求めるならピン除去。
★宝石の睡蓮
統率者を基点に動くデッキは、相手に対処されないことを祈る運ゲーだったわけだが、このカードのおかげで更に運ゲー度合いが増した。初速はかなり上がるのだが、使い捨てマナ加速なので、一度妨害をを受けると立て直しが難しい。統率者軸のデッキは安定した構築に見せかけて、対処されるリスクが非常に高く、実は統率者が生存して綺麗に動けるときよりも統率者不在の動きを充実させることが課題で、そこを詰めてないと棒立ちになりがち。初速だけでは誤魔化しききれないところがある(だから自分はズアーやマーウィンを解体したわけで)。
結局は元よりある弱点を更に弱くしてしまった。そのため一見すると、宝石の睡蓮は統率者軸のデッキを押し上げているように見せかけて、統率者を処理されて棒立ちというゲームを増やしているだけではないか(=逆に弱くなってないか)、というパラドックスが生じている。
敵対工作員などの影響でピン除去が厚くなっているのも向かい風。
トラティム目線では、チューター→ドレイクの価値が上がった。逆にドラニスの判事は間に合ってないことも多いので抜いても良いかもしれないが、宝石の睡蓮キープの相手に、1ターン目にモックス経由でドラニスの判事は即死なので、アリと言えばアリ。まあ、一人をいじめる意義は乏しいのだが、1ターン目ジェネラルは実際の所結構厄介なので止めるに越したことは無い。1ターン目ドラ判は、次のターンティムナですぐに手札を増やしていけるし、それほど無駄な動きでは無い。
環境最強のトラシオス系デッキの最大の弱点はぶっぱマンに囲まれることであり、その弱点を突いて数々のtier 2デッキを土俵に上げる良カードだと思うが、対戦相手3人の内誰かという集団として使われる分では厄介だが、自分で使うとたださえムラがある統率者軸のデッキがさらに不安定になるので悩ましいカードではある。
ちなみに、ログラクフ&テヴェシュは激相性よい。テヴェシュの早期キャストですぐに手札に変わるし、ログラクフを何度もキャストするので後引きも無駄がない。こういう即効性のあるジェネラルだと良いよね。
逆に、相手にターンを返して1ターン生存しなければならない破壊力のある統率者は、上記の通り弱点を克服し切れてないので、使いにくい。統率者を何度も除去される中で統率者以外のカードでやり繰りして再キャストするなら土地の方が良いくらいだ。
ジェネラルキャスト
→除去される
→しばらく棒立ち
→ジェネラル再キャスト
→除去される…
というお決まりのパターンを繰り返して、多くのゲームは相手がリソースを増やしているのを傍観して、たまに処理されなかったときだけ綺麗に回るゲームを望むのであれば、積極的に採用しても良いだろう。この辺は好みの問題でもある。多分勝率的には相手次第で25%を保てると思うが、ゲームしている感じは少ない。
★敵対工作員、船殻破り
敵対工作員は相手からカードを奪えることはあまりなくて、構えて結局直前のエンド時に普通に出して終わることが多い。単なる抑止力として出すならば、飛行がない分、ティムナとの相性でエイヴンの思考検閲者に劣る。敵対工作員は決まると面白いんだがね。
エイヴンの思考検閲者自体も、構えるには3マナは重く、除去の的になるので序盤に使って除去されるとリソース的にもテンポ的にも大分厳しい(マナ加速しておいた方が勝利に近づける)ことから、結構採用には後ろ向きだったが、それでもぶっぱデッキに囲まれたときに、まとめて誤魔化せる性能を生かしての採用だった。この手の妨害置物カードは、少なくとも受け身で着実にリソースを増やしていきたい構築では数を増やしたくないので、ある程度絞って採用とする。役割の被るものは重複したときのロスが大きいので使いたくない。例えば今だと、
・ドラニスの判事
・エイヴンの思考検閲者 or 敵対工作員
・船殻破り or 概念泥棒
こういった枠から選択になる。
とりあえずお試しで、
ドラニスの判事
敵対工作員
船殻破り
としているが、船殻破りはヘイトを集める能力のわりには破壊力が少し落ちるので、いっそ抜いてもいいかも。あくまでメインコンセプトは
・マナと手札を増やして妨害を構えて、隙を見て勝利
・運良く最速コンボ+カウンターが揃えば叩きつける
というものであり、敵対工作員などはこれが達成しがたい状況でチューター1枚から回りのぶっぱマンを抑えることが目的のため、枠を割きすぎる必要は無い。同じ妨害枠でも、インスタント除去の方が、確実に勝利に近づけて立ち回りでも得をしやすい。見かけ上の強さに騙されず、多人数戦での真の強さを追求すると抜けかねない。少なくとも安定した動きやすさを求めるならピン除去。
★宝石の睡蓮
統率者を基点に動くデッキは、相手に対処されないことを祈る運ゲーだったわけだが、このカードのおかげで更に運ゲー度合いが増した。初速はかなり上がるのだが、使い捨てマナ加速なので、一度妨害をを受けると立て直しが難しい。統率者軸のデッキは安定した構築に見せかけて、対処されるリスクが非常に高く、実は統率者が生存して綺麗に動けるときよりも統率者不在の動きを充実させることが課題で、そこを詰めてないと棒立ちになりがち。初速だけでは誤魔化しききれないところがある(だから自分はズアーやマーウィンを解体したわけで)。
結局は元よりある弱点を更に弱くしてしまった。そのため一見すると、宝石の睡蓮は統率者軸のデッキを押し上げているように見せかけて、統率者を処理されて棒立ちというゲームを増やしているだけではないか(=逆に弱くなってないか)、というパラドックスが生じている。
敵対工作員などの影響でピン除去が厚くなっているのも向かい風。
トラティム目線では、チューター→ドレイクの価値が上がった。逆にドラニスの判事は間に合ってないことも多いので抜いても良いかもしれないが、宝石の睡蓮キープの相手に、1ターン目にモックス経由でドラニスの判事は即死なので、アリと言えばアリ。まあ、一人をいじめる意義は乏しいのだが、1ターン目ジェネラルは実際の所結構厄介なので止めるに越したことは無い。1ターン目ドラ判は、次のターンティムナですぐに手札を増やしていけるし、それほど無駄な動きでは無い。
環境最強のトラシオス系デッキの最大の弱点はぶっぱマンに囲まれることであり、その弱点を突いて数々のtier 2デッキを土俵に上げる良カードだと思うが、対戦相手3人の内誰かという集団として使われる分では厄介だが、自分で使うとたださえムラがある統率者軸のデッキがさらに不安定になるので悩ましいカードではある。
ちなみに、ログラクフ&テヴェシュは激相性よい。テヴェシュの早期キャストですぐに手札に変わるし、ログラクフを何度もキャストするので後引きも無駄がない。こういう即効性のあるジェネラルだと良いよね。
逆に、相手にターンを返して1ターン生存しなければならない破壊力のある統率者は、上記の通り弱点を克服し切れてないので、使いにくい。統率者を何度も除去される中で統率者以外のカードでやり繰りして再キャストするなら土地の方が良いくらいだ。
ジェネラルキャスト
→除去される
→しばらく棒立ち
→ジェネラル再キャスト
→除去される…
というお決まりのパターンを繰り返して、多くのゲームは相手がリソースを増やしているのを傍観して、たまに処理されなかったときだけ綺麗に回るゲームを望むのであれば、積極的に採用しても良いだろう。この辺は好みの問題でもある。多分勝率的には相手次第で25%を保てると思うが、ゲームしている感じは少ない。
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