晴れる屋のEDH翻訳記事
2021年3月1日 Magic: The Gatheringhttps://article.hareruyamtg.com/article/48316/
良くまとまっていて、ある程度プレイしたことがある人にとっては納得のいく内容。この中でも、いくつかの内容について自分なりにコメント。
リス研の強さはまさにコレ。
受け身ができるデッキであれば確実に、そうでなくても多くの場面で僕もリスティックの研究は常に置き得と考えている。置いてしばらくは、引かせてもらえない状況が続くので、一見すると3マナのテンポロスに見合っているのか分からなくなるのだが、青が濃い卓では必ずどこかで妨害の応酬が発生して、その時にまとめてカードが引ける。現在の環境では妨害無しで駆け抜けることが難しく、妨害合戦が発生するたびにドカッとアドがとれるので、ある程度長期戦を視野に入れたデッキにはぴったりのコンセプトのカード。
また4番手のプレイヤーは少々無理をしないと勝つことが出来ないゲームなので、2-3番手のプレイヤーが置いたリスティックの研究は支払わずに、展開を優先することも十分選択肢に上がる。絶対的に有利な一番手のプレイヤーと他のプレイヤーを戦わせる。さすがに1番手のプレイヤーの置いた早めのリス研不払いは、ゲームが終わってしまうので考え物だが。
コンボ全振りのデッキでも使うべきカードと思う。
コンボに特化したデッキの最大の欠点は、卓内で最初に仕掛けるときのコンボ成功率は低いのに、失敗した際のリカバリーがないためにリスクが高いこと。かといってタイミングを伺ってゲームが長引いてもアドが取れるジェネラルにどんどん手札差をつけられるので勝てなくなる。イナーラの弱い点がまさにこれ。手札に儀式や呪文探究者を抱えて、他に出来るアクションがないために土地を置いてエンドしかないし、カードも満足に引けないのでそのうち土地も止まる。こういう時に待ちのプレイングをする選択肢が大事で、その中でもリス研は効果が大きい。誰かが我慢できずに数枚のカードを引かせてもらえたら、相手の妨害も押し切って勝てるでしょう。
満を持して仕掛けて防がれてしまうと、手札をたんまり抱えたトラシオスには勝てなくなる。この時にTimetwisterのような7ドローで自分の手札を急速に補充して、ゲームに参加できているフリは出来ても、展開力で劣るのでどうせ仕掛けるタイミングがない。この時にもリス研を置いていれば、マナの支払いによる減速だけでなく、青があるのでピッチスペルも警戒されて自然と相手の手が遅くなる。ひたすらドローゴーで空気を演出し、いつか来る他人の妨害合戦で手札が潤うのを待つだけ。
黒が最強である理由はサーチカードもそうだが、軽いコンボがあること。サーチに関して言えば緑も強い。異界の進化、破滅の終焉といった生物サーチは、波止場の恐喝者につなげて展開するところから、タッサの神託者の〆までラインナップは豊富だし、コンボ時に使用するマナを緑に寄せることが出来るので、序盤のマナクリからの接続もスムーズ。
では、なぜ黒抜き四色の白青赤緑が一歩劣るのかというと、サーチカード以上に軽量のコンボがないから。
納墓+再活性→ヴィリス
タッサの神託者+デモコン
生き埋め+再活性→ウーズやキキジキコンボ
納墓+ミジックスの熟達→無限への突入
これらの匹敵する軽量の2枚コンボが、黒抜きでは形成が難しい。どうしても重くなる。統率者固有の動きを追求できなければ、その時点で「黒がないことが劣化」という極論につながってしまう。実際に、今の環境で自分は黒なしデッキをあまり組もうとは思わない。もしも3-4マナくらいの黒以外の生物だけで出来る即死コンボが出現すれば、状況は変わるだろうが…
単に緑の優秀なサーチを生かしてコンボに生物を挟むだけならば、タッサの神託者+呪文探究者(デモコン)でも実現するので、差別化はなかなか難しいだろう。
逆に黒があれば青ナシでも何とかやっていけると思っていて、納墓+再活性→ヴィリスからの爆発ムーブは確実な即死ではないものの、タッサの神託者より早く仕掛けられ色拘束も緩い(暗黒の儀式などで賄える)ので、メリットも十分にある。
自分もそう思う。競技的と言ってもどこまでもカジュアルプレイでしかない理由。手番による勝率差、集中攻撃の問題があるので、ラウンド数の少ない大会では力を発揮しきれないし、ラウンドが進むほど「あいつヤバイ」でマークされて勝てなくなる。カジュアルに、サクッと何回も戦うのが一番楽しいフォーマットだと思う。
余談だが。最近、ヒュージリーダーズが流行っているらしくて、ちょっとカードを漁ってみたけど、序盤のマナ加速に秀でる青緑が抜きんでていて、突き詰めても同じようなデッキにしかならなそうで、やっぱりEDHかなと。緊急事態宣言や個人的事情もあって、年が明けてからEDHしていないんだが。
手持ちデッキは
・トラシオス+ティムナ(デモコン+タッサの神託者)
・ログラクフ+テヴェシュ(ヴィリス)
・残りのカードで1~2個のデッキ(大抵は緑の脳筋)
で固まってきたんだけど、最近は
納墓+再活性→ヴィリス
タッサの神託者
宝石の水蓮
の全部を満たすデッキを組みたくて、記事でも挙げられているトラシオス+テヴェシュはいいなあ、と思っていたところ。
良くまとまっていて、ある程度プレイしたことがある人にとっては納得のいく内容。この中でも、いくつかの内容について自分なりにコメント。
相手を拘束するカードが多く使われてゲームスピードが相当落ちて、誰でも《リスティックの研究》のためにマナを払えるような状態になっても、ある時点で誰かがゲームの勝利を手にするために動いて他のプレイヤーが止めようとします。そうなると《リスティックの研究》を置いておいたプレイヤーはまとまった量のカードをドローできるのです。またEDHの序盤はマナ加速に費やされることが多く、《リスティックの研究》への支払いを躊躇してマナ加速できないと対戦相手にとって不利な状況となるのでドローを許容してでもマナ加速しないといけません。ですので序盤に《リスティックの研究》を戦場に出せると大きなメリットがあります。
リス研の強さはまさにコレ。
受け身ができるデッキであれば確実に、そうでなくても多くの場面で僕もリスティックの研究は常に置き得と考えている。置いてしばらくは、引かせてもらえない状況が続くので、一見すると3マナのテンポロスに見合っているのか分からなくなるのだが、青が濃い卓では必ずどこかで妨害の応酬が発生して、その時にまとめてカードが引ける。現在の環境では妨害無しで駆け抜けることが難しく、妨害合戦が発生するたびにドカッとアドがとれるので、ある程度長期戦を視野に入れたデッキにはぴったりのコンセプトのカード。
また4番手のプレイヤーは少々無理をしないと勝つことが出来ないゲームなので、2-3番手のプレイヤーが置いたリスティックの研究は支払わずに、展開を優先することも十分選択肢に上がる。絶対的に有利な一番手のプレイヤーと他のプレイヤーを戦わせる。さすがに1番手のプレイヤーの置いた早めのリス研不払いは、ゲームが終わってしまうので考え物だが。
コンボ全振りのデッキでも使うべきカードと思う。
コンボに特化したデッキの最大の欠点は、卓内で最初に仕掛けるときのコンボ成功率は低いのに、失敗した際のリカバリーがないためにリスクが高いこと。かといってタイミングを伺ってゲームが長引いてもアドが取れるジェネラルにどんどん手札差をつけられるので勝てなくなる。イナーラの弱い点がまさにこれ。手札に儀式や呪文探究者を抱えて、他に出来るアクションがないために土地を置いてエンドしかないし、カードも満足に引けないのでそのうち土地も止まる。こういう時に待ちのプレイングをする選択肢が大事で、その中でもリス研は効果が大きい。誰かが我慢できずに数枚のカードを引かせてもらえたら、相手の妨害も押し切って勝てるでしょう。
満を持して仕掛けて防がれてしまうと、手札をたんまり抱えたトラシオスには勝てなくなる。この時にTimetwisterのような7ドローで自分の手札を急速に補充して、ゲームに参加できているフリは出来ても、展開力で劣るのでどうせ仕掛けるタイミングがない。この時にもリス研を置いていれば、マナの支払いによる減速だけでなく、青があるのでピッチスペルも警戒されて自然と相手の手が遅くなる。ひたすらドローゴーで空気を演出し、いつか来る他人の妨害合戦で手札が潤うのを待つだけ。
EDHで最強の色は黒だと考えています。各種サーチカードで多様なコンボを簡単に成立させられますし…
黒が最強である理由はサーチカードもそうだが、軽いコンボがあること。サーチに関して言えば緑も強い。異界の進化、破滅の終焉といった生物サーチは、波止場の恐喝者につなげて展開するところから、タッサの神託者の〆までラインナップは豊富だし、コンボ時に使用するマナを緑に寄せることが出来るので、序盤のマナクリからの接続もスムーズ。
では、なぜ黒抜き四色の白青赤緑が一歩劣るのかというと、サーチカード以上に軽量のコンボがないから。
納墓+再活性→ヴィリス
タッサの神託者+デモコン
生き埋め+再活性→ウーズやキキジキコンボ
納墓+ミジックスの熟達→無限への突入
これらの匹敵する軽量の2枚コンボが、黒抜きでは形成が難しい。どうしても重くなる。統率者固有の動きを追求できなければ、その時点で「黒がないことが劣化」という極論につながってしまう。実際に、今の環境で自分は黒なしデッキをあまり組もうとは思わない。もしも3-4マナくらいの黒以外の生物だけで出来る即死コンボが出現すれば、状況は変わるだろうが…
単に緑の優秀なサーチを生かしてコンボに生物を挟むだけならば、タッサの神託者+呪文探究者(デモコン)でも実現するので、差別化はなかなか難しいだろう。
逆に黒があれば青ナシでも何とかやっていけると思っていて、納墓+再活性→ヴィリスからの爆発ムーブは確実な即死ではないものの、タッサの神託者より早く仕掛けられ色拘束も緩い(暗黒の儀式などで賄える)ので、メリットも十分にある。
デッキの多様性が高すぎて、ときには他人のプレイミスが自分の敗北につながるので、たとえば賞金額の高い大会でこのフォーマットをやりたいとは全く思っていませんが、
自分もそう思う。競技的と言ってもどこまでもカジュアルプレイでしかない理由。手番による勝率差、集中攻撃の問題があるので、ラウンド数の少ない大会では力を発揮しきれないし、ラウンドが進むほど「あいつヤバイ」でマークされて勝てなくなる。カジュアルに、サクッと何回も戦うのが一番楽しいフォーマットだと思う。
余談だが。最近、ヒュージリーダーズが流行っているらしくて、ちょっとカードを漁ってみたけど、序盤のマナ加速に秀でる青緑が抜きんでていて、突き詰めても同じようなデッキにしかならなそうで、やっぱりEDHかなと。緊急事態宣言や個人的事情もあって、年が明けてからEDHしていないんだが。
手持ちデッキは
・トラシオス+ティムナ(デモコン+タッサの神託者)
・ログラクフ+テヴェシュ(ヴィリス)
・残りのカードで1~2個のデッキ(大抵は緑の脳筋)
で固まってきたんだけど、最近は
納墓+再活性→ヴィリス
タッサの神託者
宝石の水蓮
の全部を満たすデッキを組みたくて、記事でも挙げられているトラシオス+テヴェシュはいいなあ、と思っていたところ。
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