トラシオスの利点が消える
2021年4月5日 Magic: The Gatheringもともとリセットやスタックス系のカードの特徴は、自分にとって有利な場を作ることではなく、誰が勝つか分からない盤面にすることだった。使って実感していたというのは、多くの場合はロック状態や更地を巻き返すカードを対戦相手に使われるので、結果的に多くのゲームで対処されてしまう分、余分にマナとカードを使う立場の自分は損をする。誰にどれくらい損害を与えるか分からないし、逆に誰がどうやってロックから脱獄したり奇襲で勝つのかは、リセットやヘイトベアーを使う時点では分からないし、今後の引きにも依ってしまうので、結果的に運ゲーになる。プレイングよりも運ゲーの度合いを増やすので実力差やデッキパワー差を埋めるのには向いているが、逆に自分が使ったカードで自分の勝利に貢献していないことに対して腹が立つ。
敵対工作員や船殻破りは、多少のオマケはつくものの、やはり本質は変わらず、使って有利になるものとは言いがたい。
例えばトラシオス&ティムナ目線で言えば、敵対工作員を出して一見して自分がマウントを取ったように見える。しかし、大抵は大したカードを奪えず、構え損にならないように適当なところで出す。すると近い将来、除去の的となって、自分の相対的なアドロスは約束されているようなもので、しかも結構な序盤に出すとテンポロスも大きい。トラシオスもティムナも早い段階でジェネラルを働かせないと、一気に捲ることが出来ないので、序盤のテンポやカードのロスが響いているせいで勝てないと思えるゲームは多い。
ドラニスの判事や敵対工作員は特にアドロスが激しいので、FoWのコストに出来、サブコンボとしてTimetwisterも組み合わせられる船殻破り(と概念泥棒)に変えてみたものの、どうも振るわない。やはりロスが増える点が気になる。概念泥棒は除去されても、そのロスを回収できていることが多いが…
そもそも概念泥棒は抜けたり入ったりするカードだったし、エイヴンの思考検閲者も考慮外にしていたので、ある程度分かっていたことだが。
Timetwisterとのコンボについても、船殻破りなどのヘイト生物が出ていると、対戦相手の思考として自分の被害が無い限り極力場に残して自分が動く前に除去しようと、温存してこっそり待っているプレイングが基本となる。除去がみえみえのところで突っ込んでも仕方ないし、Timetwisterをチューターしてコンボを仕掛けるタイミングがない。
結局、こっそり着実に自分のリソースを増やすという意味で、苦い心理に戻ってきた。最近では嘘か真かもアリだと思っている。トラシオスすぐに殺されるし、早々にトラシオス依存、ではないプランも欲しい。
ちなみに、以前からあった弱点ではあるが、トラシオスは横のマナクリと一緒に一掃されるとかなりキツい。最近は除去が増えてきてリセットを受ける機会も多くなったので、ついに花を手入れする者、フェイ荘の古老(+現実からの遊離)までも抜いて、なるべく横に並べないようにした。
まだまだ調整中だが、対戦相手にヘイトベアーを使われた時にも、その後の展開がどうなるか分からない運ゲーになってしまうので、構えて漁夫の利を取るコンセプトは、可能な限り対戦相手の妨害をすり抜けて動けるコンセプトを求められ、結構ハードルが高い。
実は最近はログラクフ&テヴェシュの方が勝率は高くて、これは相手のロックカードや妨害が出てくるより前の1-2ターンキルを狙うことが出来る立場でありながら、ヘイトベアーでグダって誰が有利になるかよく分からない運ゲー場面でも、勝利に直結しやすい即効性のある動き、例えばいきなりヴィリス再活性で8ドローや深淵への覗き込みなど一気にリカバリーできるプランを多く挟めるので、
・1-2ターンキルが出来れば、大抵はそのまま勝ち
・グダっても、等しく勝ちのチャンスはあるので運ゲーで勝てる
と、勝利チャンスが多い。
これがトラシオス&ティムナになると、
・1ターン目勝利は基本無理、2ターン目もかなり確率は低いので基本的には妨害合戦を考慮した上でしかける
・グダったときに1枚で巻き返せるカードがないので、何度もトラシオスチャレンジをして、何とかして二枚コンボを揃えないといけない
ちょっと勝ちを拾いにくい感じ。
それでもタッサの神託者のおかげで勝てているが、更に勝ちやすくするには、やはり序盤のわずかなアドロスも無視せず、なるべくひっそり手札とマナを整えることに従事した方が良い。
というわけで、トラシオス&ティムナから敵対工作員も船殻破りも抜けた。ドラニスの判事も抜いた。もともとは、ぶっぱデッキに囲まれたときの牽制用だったが、みんなの除去や妨害が厚くなっているので、自分が抑えに行かなくても誰かが抑えてくれる。自分にピン除去しかなくて脅威が2つあったとしても、他の誰かが何とかしてくれる。やはり相対的なアドこそがトラシオスの神髄なので、他力本願の精神を大事にすることにした。
ただ、トラシオスは結構除去されるようになってきたし、1ターンが帰ってきた時のリターンは少なく、何ターンも生存しないといけないのはハードルが高くなってきた。多分今の環境だとティムナ&クラムの方が強い。これは、モックスや儀式系カードを使うことが、深淵への覗き込みのようなグダったときに1枚で勝てるカードに繫ぎやすく、そして深淵への覗き込みをフルタップで使用した後に勝つための必要条件でもあるから。トラシオスが生存できないなら、クラムで1-2枚引いて除去されるのも変わらないし。
敵対工作員や船殻破りは、多少のオマケはつくものの、やはり本質は変わらず、使って有利になるものとは言いがたい。
例えばトラシオス&ティムナ目線で言えば、敵対工作員を出して一見して自分がマウントを取ったように見える。しかし、大抵は大したカードを奪えず、構え損にならないように適当なところで出す。すると近い将来、除去の的となって、自分の相対的なアドロスは約束されているようなもので、しかも結構な序盤に出すとテンポロスも大きい。トラシオスもティムナも早い段階でジェネラルを働かせないと、一気に捲ることが出来ないので、序盤のテンポやカードのロスが響いているせいで勝てないと思えるゲームは多い。
ドラニスの判事や敵対工作員は特にアドロスが激しいので、FoWのコストに出来、サブコンボとしてTimetwisterも組み合わせられる船殻破り(と概念泥棒)に変えてみたものの、どうも振るわない。やはりロスが増える点が気になる。概念泥棒は除去されても、そのロスを回収できていることが多いが…
そもそも概念泥棒は抜けたり入ったりするカードだったし、エイヴンの思考検閲者も考慮外にしていたので、ある程度分かっていたことだが。
Timetwisterとのコンボについても、船殻破りなどのヘイト生物が出ていると、対戦相手の思考として自分の被害が無い限り極力場に残して自分が動く前に除去しようと、温存してこっそり待っているプレイングが基本となる。除去がみえみえのところで突っ込んでも仕方ないし、Timetwisterをチューターしてコンボを仕掛けるタイミングがない。
結局、こっそり着実に自分のリソースを増やすという意味で、苦い心理に戻ってきた。最近では嘘か真かもアリだと思っている。トラシオスすぐに殺されるし、早々にトラシオス依存、ではないプランも欲しい。
ちなみに、以前からあった弱点ではあるが、トラシオスは横のマナクリと一緒に一掃されるとかなりキツい。最近は除去が増えてきてリセットを受ける機会も多くなったので、ついに花を手入れする者、フェイ荘の古老(+現実からの遊離)までも抜いて、なるべく横に並べないようにした。
まだまだ調整中だが、対戦相手にヘイトベアーを使われた時にも、その後の展開がどうなるか分からない運ゲーになってしまうので、構えて漁夫の利を取るコンセプトは、可能な限り対戦相手の妨害をすり抜けて動けるコンセプトを求められ、結構ハードルが高い。
実は最近はログラクフ&テヴェシュの方が勝率は高くて、これは相手のロックカードや妨害が出てくるより前の1-2ターンキルを狙うことが出来る立場でありながら、ヘイトベアーでグダって誰が有利になるかよく分からない運ゲー場面でも、勝利に直結しやすい即効性のある動き、例えばいきなりヴィリス再活性で8ドローや深淵への覗き込みなど一気にリカバリーできるプランを多く挟めるので、
・1-2ターンキルが出来れば、大抵はそのまま勝ち
・グダっても、等しく勝ちのチャンスはあるので運ゲーで勝てる
と、勝利チャンスが多い。
これがトラシオス&ティムナになると、
・1ターン目勝利は基本無理、2ターン目もかなり確率は低いので基本的には妨害合戦を考慮した上でしかける
・グダったときに1枚で巻き返せるカードがないので、何度もトラシオスチャレンジをして、何とかして二枚コンボを揃えないといけない
ちょっと勝ちを拾いにくい感じ。
それでもタッサの神託者のおかげで勝てているが、更に勝ちやすくするには、やはり序盤のわずかなアドロスも無視せず、なるべくひっそり手札とマナを整えることに従事した方が良い。
というわけで、トラシオス&ティムナから敵対工作員も船殻破りも抜けた。ドラニスの判事も抜いた。もともとは、ぶっぱデッキに囲まれたときの牽制用だったが、みんなの除去や妨害が厚くなっているので、自分が抑えに行かなくても誰かが抑えてくれる。自分にピン除去しかなくて脅威が2つあったとしても、他の誰かが何とかしてくれる。やはり相対的なアドこそがトラシオスの神髄なので、他力本願の精神を大事にすることにした。
ただ、トラシオスは結構除去されるようになってきたし、1ターンが帰ってきた時のリターンは少なく、何ターンも生存しないといけないのはハードルが高くなってきた。多分今の環境だとティムナ&クラムの方が強い。これは、モックスや儀式系カードを使うことが、深淵への覗き込みのようなグダったときに1枚で勝てるカードに繫ぎやすく、そして深淵への覗き込みをフルタップで使用した後に勝つための必要条件でもあるから。トラシオスが生存できないなら、クラムで1-2枚引いて除去されるのも変わらないし。
コメント