気が向いては一人回ししているが、なかなかまとまらない。

とりあえず考えたことのメモ。

1.メインコンボ

当然、食物連鎖である。

不死身、スクイーなどを組み合わせて無限だけであれば、通常キャストが非現実的なティアマトよりも、熟考漂いくらいにはなる二ヴ=ミゼット再誕の方が強い。ティアマトの長所は、過去の食物連鎖ジェネラルと違って、無限じゃなくても食物連鎖経由でティアマトが出れば勝ちということ。

例えば、

極楽鳥
ラノワールのエルフ
太陽の指輪
Volcanic Island
Bayou
Underground Sea

こんな3ターン目の盤面で、食物連鎖を出せば勝ち。

①太陽の指輪、ラノワールのエルフから食物連鎖をプレイ
②極楽鳥からW、残りの土地からUB、食物連鎖で生物2体を追放してRRGGでティアマトを唱える
③湖のドラゴン、ガラゼス・プリズマリ、帰ってきた刃の翼、霜のモーリット、峰の恐怖をサーチ
④ティアマトを追放して (RRRR RRRR)
⑤湖のドラゴンをキャスト、霜のモーリットを捨てる (RRRR)
⑥湖のドラゴンを追放して (UUUUUU, RRRR)
⑦ガラゼス・プリズマリを唱えて追放 (UU, BBBBB, RRR, 宝)
⑧峰の恐怖、帰ってきた刃の翼を順にプレイ
⑨帰ってきた刃の翼と霜のモーリットで無限ループ、峰の恐怖で無限ダメージ


3ターン目に普通にあり得る場から1枚で勝てるのは、高速コンボとして十分活用できる。上記の展開ならば、2ターン目の相手のエンド時に吸血の教示者や悟りの教示者を使うこともできる。

ドリーム・ホールの1枚コンボが注目されがちだが、5色デッキではUUがキツイし、5マナを素早く捻出することも課題。5色デッキなので、MOXや暗黒の儀式で初速を初速を上げようにも色がかみ合わない可能性があるし、クラムやテヴェシュのように使い捨て加速を統率者に使って手頃な手札に還元することも難しいい。ティアマトもキャストできればアドは取れるが、儀式系カードで5色含む7マナまで伸ばすのは、通ったら勝ちの深淵への覗き込みよりも厳しい。初手の少ない手札の中に、金属モックス、暗黒の儀式と混ざると、リスティックの研究、森の知恵などがない限り手詰まりになる可能性が高い。

マナクリスタート→手頃な生物を並べる→食物連鎖。

この流れが最も行いやすいと思った。


2.サブコンボ

食物連鎖コンボの難点はパーツが多いため、Wheel of Fortuneなどでディスカードさせられるとキツイ。

そのため、何だかんだでスクイーくらいは採用する。これなら、峰の恐怖1枚だけあればよく、峰の恐怖が墓地にあっても帰ってきた刃の翼で釣ることが出来る。両方落ちたら?そこまで考える必要はないかもしれないが、一応、月の帳の執政がいれば、

①食物連鎖+スクイーで生物無限マナ
②ティアマトから月の帳の執政をサーチ
③ティアマトを何度も唱えることでデッキから大量にドロー

あとは有毒の蘇生で拾うなり、別のコンボを使うなりすればよい。墓変わりとかいうカスはさすがに使いたくないので。

ヴァルカスの災い魔は峰の恐怖と相互互換のように機能するが、如何せんRRRがキツくて通常時にキャストが非現実的。このデッキは統率者で手頃にカードアドバンテージを稼げないので、手札不足は常に課題となるので、月の帳の執政の方が通常時の使い道がある。

有毒の蘇生はコンボの回収から妨害まで超有能カードなので態々追加の枠を割くものではないし。

5色なので、タッサの神託者や死の国からの脱出も入れたくなるが、いずれも使わない方が良さそうと思う。

タッサの神託者はUUの課題と、生物サーチを厚くしないと、統率者でドローできないので揃えにくい。

また、古の食物連鎖デッキは、Demonic Consultationや汚れたい契約で不死身スクイー、永遠の災い魔、霧虚ろのグリフィンのいずれかを追放しつつ食物連鎖を加えることで1枚コンボのように立ち回っていたが、これ自体が不安定だし、峰の恐怖が飛んだらアウト。ギャンブルのような1枚コンボをしなくても、マナクリや闇の腹心程度から、食物連鎖は実質1枚コンボなので、汚れた契約自体もあった方が良いカードとは言い難い。


死の国からの脱出はどうか。

これは普通にチューターやLEDだけ足してもイマイチで、脱出コンボを強く使えるデッキの背景には、暗黒の儀式や弱者選別での瞬間的な加速、むかつきでカバっと引いてLEDで全部捨てる、最近だとドラゴンの怒りの媒介者を使うなど、周りのカードとの組み合わせも重要。この手のデッキは暗黒の儀式がむかつきのサポートになったり、最低限、統率者のテヴェシュやクラムに還元出来たりと、デッキ内でのシナジーが大きいからこそ成立する。そして、この手のコンボは、森の知恵やマナクリ展開のようなターンを跨いで成果を発揮するカード群とは微妙に相性が悪く(マナクリは弱者選別の種になるから必ずしもその限りであないが)、基本的には、MOX、儀式系カードなどで構成される。このデッキで狙いたい食物連鎖とは、相反する構築になってしまう。

手札に少なからず集まってくる、重いドラゴンとLEDや暗黒の儀式が一緒に来ても大した成果はない。中途半端に思考停止を自分に打つと、コンボパーツが墓地に落ちて(それらティアマトからサーチできるドラゴンで拾うには限界があるので)、困る。


結局、色々考えたが、食物連鎖と峰の恐怖が鍵になるかなと。

これだと食物連鎖を失うとコンボスタートできないので、ドリーム・ホールは何だかんだ採用せざるを得ないのと、峰の恐怖を失ったときの保険も掛けたい。戦術の通り、ヴァルカスの災い魔はシンボルが辛いので、月の帳の執政と有毒の蘇生としたいが、これだと峰の恐怖を失ったときに食物連鎖単品やドリーム・ホールで勝てなくなるが、帰ってきた刃の翼、霜のモーリット、いずれを失っても一緒なので、パーツを失ったときには、素直に食物連鎖+スクイーを狙うしかないか。この辺りの詰めは検討中の課題。


3.暇ティアマトの扱い

手札がマナ加速だらけの時に、統率者を使ってカードアドバンテージを得る。

これはトップクラスのデッキが兼ね備えた性質であり、この保険があることでマナ加速過多の構築が許容され、上振れでの爆発力を期待しつつ、虚無ゲームを減らすことが出来る。また仕掛けるべきでないタイミングで統率者でお茶を濁すのはとても重要なアクションで、EDHでのカウンターは生物に触れないものが多いので、キャストした時点でアドが保証されているものだと、仮に除去されても損失が少ない。

では、ティアマトでは何を持ってくる?

コンボパーツを持ってきても通常キャストで並べるのは不可能。
ティアマトを唱える時点で手札はスカスカなので、出来ればカードを引きたいとなると、ドラゴンボーンの勇者、月の帳の執政。長期プランなら破滅の龍、ニコル・ボーラスも。

ティアマトを唱えたターンに順当に8マナ使えるなら、月の帳の執政→ニコルで手札を整えるのが良さそう。というか、コレくらいしか選択肢がないのが悲しい。

汎用性を考えれば、名も無き転置や仮面の蛮人も入れたくなるが、ティアマトキャストをする時点で「手札が欲しい」というのが一番の要請なので、ただでさえドラゴンでスロットを喰うデッキに、中途半端なカードはこれ以上入れたくない。

7マナくらいのドラゴンになると、それなりにインパクトのある効果も多いが、ドラゴンの中では強い程度の能力でしかない。普段使いや食物連鎖のタマを考えると、せめて4マナくらいまでには収めたい。


4.統率者以外のアド源どうする?

統率者が展開に貢献しないデッキの場合、かなり肝になる点であり、一番の悩みの種でもある。

エスパーの歩哨
闇の腹心
Mystic Remora
森の知恵
リスティックの研究

この辺りのオートで引けるカードは勿論搭載。これだけでは到底足りないので追加は課題。

ドラゴンたちのせいで潜在的にデッキコストは重くなりがちなのでむかつきは無しだ。マナクリが多いせいで、深淵への覗き込みが通った後に0マナからマナを増やしきる手段を沢山採用することは難しいので、これも無し。むかつきも深淵への覗き込みも、お膳立てや構築のサポートがあれば1枚コンボになるが、このデッキは、そもそもお膳立てした食物連鎖1枚コンボを狙っているのだから。

マナクリ、食物連鎖を意識すると、瞬間的に沢山引けるカードは持て余す可能性が高いが、初速を上げるためにMOXや儀式系カードをある程度組み合わせるならば欲しくなる。

普通にカードアドバンテージを取れるものになると

気前の良い贔屓筋
秋の占い師
数多の声
Timetwister
記憶の氾濫
刺のある研究

あたりは候補。

Timtwisterは墓地のコンボパーツの回収、刺のある研究はマナコストが大きめのこのデッキではむかつき並みの爆発力があってよいカードだと思うが、他は少しゆっくりしている。生物は最悪食物連鎖の種に出来るが…

爆発力を持たせられないなら、結局シナジーを重視してカードを引ける微妙なドラゴンで賄っても良くないか、とは思う。ドロースペルで爆発力は難しいので、マナ加速に寄せて、何としてでもティアマトにたどり着かせる、みたいな。


5.マナ加速

マナクリからスタートして、ランパンや更なるマナクリを展開。これも悪くはないんだが、マナクリ展開のみに絞ると次のターンに出来ることが見え見えで奇襲性がなくなるし、運よくRemoraで沢山引けた時に爆発力がない。

ティアマトキャストを念頭に置くと、弱者選別はやっぱり持て余す(むかつきや深淵への覗き込みのような沢山の黒マナを振り込む先もないし)。同様に魔力の櫃も二番目の目的であるティアマトキャストに貢献しない。マナクリ展開と並行して加速出来るという意味で、

金属モックス
モックス・ダイアモンド
水蓮の花びら
暗黒の儀式
Burnt Offering

この辺りは生かしたいなあ。Burnt Offeringは、暇で出したドラゴンたちに意義を与えてくれるし、中コスト帯の生物が多いなら十分生かせるはず。

ただ、この手のアドを失う加速は、5マナくらいへのジャンプは容易でも、7マナは厳しい。やはり、どうしても、3-5マナくらいで手札を補充できるカードを、デッキ内にたくさん入れる必要がある。


6.最後に

という感じで、良い構築にならず迷走中。

勝てるデッキでありながら、なるべくドラゴンを入れたいというファン要素も考えると、パンクする。でもドラゴンを入れないなら、頑張って食物連鎖ティアマトしなくても、タッサの神託者を使えるアドが取れる統率者使っとけってなるし…

https://www.moxfield.com/decks/A07uAxUER0S7uC7WA2rLGA

コメント

nophoto
あしまろ
2021年10月16日1:34

ティアマト気になってリストちょくちょく覗いてますがカード結構入れ替わったりしてて難しさが伝わります・・・

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