先日、EDHの1マナカウンターについて少し触れたが、
こう疑問に思った方もいるかもしれない。

100枚の中にたった1枚だけ入れても意味があるのか、と。

確かに、序盤に何かをカウンターすることに注目すると、
おそらく1枚だけ搭載しても意味はないだろう。
しかし、もう少し大きく捉えて

100枚の中に序盤に使えるカードが何枚あるのか

と考えると、1マナカウンターの意義も見えてくる。
1マナカウンターは、マナ加速や除去、その他の展開と同じ、
序盤における選択肢の一つなのだから。


Sol RingやMana Cryptによる加速は非常に強力であり、
EDHの序盤の展開を想定するに当たって、
これらのカードへのアクセスを強めるというのは有効な構築。
吸血の教示者、Demonic Tutorでのサーチは勿論、
加工や粗石の魔道士、トレイリア西部などを採用するデッキもある。

上記カードだけでは足りないと感じれば、
目くらましの呪文(→Sol Ring)や印鑑、ダイアモンドといった、
あまり強くないカードでのマナ加速も考えなければならない。
多少のカードパワーの差には目を瞑って
マナ加速を重視する構築は、当然考えられるだろう。

しかし、無垢への回帰のような対策カード1枚で崩壊するし、
各種詰みカードや高速のコンボは回避することが出来ない。
ここで、カードパワーの低いダイアモンドを呪文貫きに替えることで
ほんの少し遅くなる代わりに、死ぬパターンを色々回避できるようになるかもしれない。
採用してリターンの大きい方を選択すればいい。
カウンター自体のカードパワーはマナ加速と違って
環境に依存する部分が大きいため注意が必要だが。


ドレイクやラワンのような環境に劇的な影響を与えるカードと違って
1マナカウンター1枚の差は所詮「かもしれない」程度でほとんど影響はない。
しかも、カウンターは手札に沢山回ってくると序盤の展開が妨げられて
それが敗北する要因になりかねないし、
1マナカウンターはカードパワーの関係上複数採用したくないから
類似カードで水増しすることも出来ない。本当に小さな差になる。

でも、少なくとも採用理由がしっかりしてると
立ち回り(プレイングではなくあえてこう言うが)でミスをしにくいと思う。
何をカウンターすべきなのか、構築段階から想定されてるわけだしね。
それに、1枚の差は小さくても積み重ねれば大きくなるかもしれないし、
何より、自分がEDH好きだからこういう細かいところまで考えてしまうんです。

一部の環境にしか通用しないマニアック過ぎる内容だったから、
次はデッキあげるか、もうちょっと受けの広そうな内容で。

コメント

お気に入り日記の更新

この日記について

日記内を検索