無のロッド

2012年10月6日 TCG全般
茶デッキを潰す強さは魅力だが。
この手のカードは卓内の全員に刺さるのではない限り、「妨害する側とされる側だけ損をする」ある意味でEDHの禁忌を踏む。
環境の有力デッキをハーミット、エドリック、ウーズと考えるなら、コンボ妨害にはなりづらい、つまりピン除去のように即死を回避できるわけではない。
展開を助けるわけでもない。
役割的にはコンボパーツに近いものがあり、積めば積むほど動きづらくなる。
当然キープ基準にはなりづらい。
全員に対して噛み合わないなら使うほどにディスアドとも言える。

そもそも、コントロールはステルス中心、2番目に動くことでこそ最もアドを得られる。
下手に無のロッドを出して特定の相手とファイトするよりも、妨害構えながらひっそり展開する方が強い。
相手とのアド差をつけるには、強いカードを使うだけが全てではないから。
それに、ロッドはメタ次第では確かに強力だが、環境の強デッキから押さえていくなら呪テムと比べるとランクが落ちる。
呪テム自体もコントロールの信条からすると、あまり使いたくない。

ただし、じっくり腰を据えたコントロールは色がかなり限定される。
ジェネラルをとりあえず考慮しないと、青黒+αが必要だと思う。
青黒2色はウーナ使用時に思っていたが、ちょい足りない感じ。
特定カード(主に無のロッド)で詰むから、長期戦に持ち込むと不意の一発で完全投了。
詰みにくさを考えると、やっぱり三色かなあと。


というわけで、他のカラーは何かしら差別化できる優位な点か、誤魔化しがないと戦えない。
差別化点は基本的にはジェネラルのスペックに頼るしかない。
ジェネラル以外の部分では青黒緑とかの方が100倍強いから。
誤魔化しは速度による圧倒かハメしかない。
速度はもちろんエドリックのことで、それ以外のデッキが仕方なく無のロッドのようなカードを積むんだなあというのが今の僕の印象。


振り返ってみるとアニマーではデッキの動きにそぐわないことがわかっていても、スペック差を誤魔化すために無のロッドを使っていた気がする。
最近組んだ擬態の原形質は、無垢への回帰とか含めて、偏ったカード、特定の相手だけ潰すカードを積まなくても単に丸くしとおけば強いと感じている。
これには、ジェネラルがアド源、場に出た時点で仕事を終えることもできる点で原形質はコントロール向きというジェネラルの性質の差もあるけど。

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