忍耐はEDHの二大フィニッシャーのタッサの神託者も死の国からの脱出の脱出も対処できるので、カウンターのない緑のデッキでは採用率が高いと思う。

一方で2KILL狙いの高速コンボデッキにとって忍耐は頭の痛い存在である。高速コンボの基本骨格は、むかつきなど黒の大量ドローから死の国からの脱出。たまにタッサの神託者。マナ無しで飛び出てくる忍耐がバッチリ刺さる。

1マナカウンターはクリーチャー対象外が多く、除去も無意味。意識しないと防ぎがたい。そこで、今回はタッサの神託者や死の国からの脱出を使いつつ、忍耐をケアできる方法について考えてみた。


★否定の契約、意思の力、偏向はたき

説明不要の定番。


★法務官の掌握

前方確認の意味合いが強いけど、忍耐がライブラリーの中にいるかどうかは常にチェック案件。

忍耐はブロッカーとしても頼りになるので、長引きそうなゲームでは予め抜いておくこともある。


★もみ消し

対処出来るが、もみ消しの対象の狭さがネック。

ただし、最近のEDHの高速コンボは明らかに墓地に偏っているので、トーモッドの墓所、悔恨する僧侶など墓地メタの採用率は上がってくると思うし、一度場に出ると厄介なイーオスのレインジャー長、心悪しき隠遁者もいるので、結構アリ寄り。


★沈黙

沈黙を使えば相手は妨害を差し込めない。しかし沈黙に対応して忍耐が出てくるので、墓地が消されて死の国からの脱出の弾が足りなくなる可能性はある。普通は死の国からの脱出を使う場合は、ある程度の墓地が溜まった上でソリティア開始なので、沈黙→対応して忍耐→(やることが無くて)ターンエンドという情けないことになりかねない。

タッサの神託者を使う場合は問題なくケアできる。


★思考停止

忍耐で墓地を消された後に使う。タッサの神託者+デモコンを仕掛けた場合は、少なくともストーム3を稼いでいるので、ライブラリーは大抵0に出来る。まあ、デモコンを使った後に汚れた契約を使うみたいな感じだが、思考停止はタッサの神託者とも組み合わせられるよ、ということの再確認。


★トーモッドの墓所、悔恨する僧侶

上で少し触れたが、最近の高速デッキは墓地利用が基本なので、対戦相手のコンボをにらみつつ、自分のタッサの神託者コンボを守るカードとなる。

ティムナにおいて悔恨する僧侶は使いやすいカードだったし、シナジーがあれば採用圏内。墓地メタは汎用性が低いのでシナジーが無いのに使うほどのカードではない。

死の国からの脱出を使わず、タッサの神託者を使うデッキならば、いっそのこと安らかなる眠りで墓地封殺もありか。


★激しい叱責

タッサの神託者が出て能力が誘発した後、忍耐が出る前に(忍耐を唱えたときに対応して)出すことで、忍耐の能力だけ無効化できる。

また、別の使い方として、ヘイトベアーでガチガチに固められて、ルーンの母で守られる絶望的な状況でもリセットと同じように全部対処できる。ひっくり返すカードとして価値が高い。サリアやエメリアのアルコンが並んでいても、相手のエンド時に設置から、自分のターンでコンボスタートである。この使い方はタッサの神託者とは併用できないので、死の国からの脱出を使うデッキで価値が高い。


★嘘の神、ヴァルキー

前方確認も兼ねる。軽いのでむかつきと併存できるのに、裏面の高コストパワーカード押しが出来る。グダったゲームは勿論、暗黒の儀式や弱者選別から2-3ターン目にティボルト設置は、普通に勝ち得るムーブ。

使い勝手を試したい。



対処しにくそうに見えて、実は通常はいってるカードでも結構何とかなる。あえて対策を増やす意義は少ないだろうけど、「忍耐で妨害される頻度は少ないから…」と対策をどんどん切っていくと、結局未対策のコンセプトの総和が増えてしまうので、ある程度はカバーしたい。

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